ベーシックインカム(基本所得)をめぐって

ヨーロッパにおけるベーシックインカム(基本所得)をめぐる動きについて、ATTAC関西の喜多幡さんがfacebookに書かれた文章を転載します。

写真は、英ガーディアン紙に掲載された賛成を呼びかける巨大な広告です。

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なお、英ガーディアン紙の記事はこちらから(英文)

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ヨーロッパ各国でベーシックインカム(基本所得)をめぐる動きが活発化しているらしい。スイスでは5日に、憲法に「基本所得の導入を保障する」という条文を加えるという提案が国民投票にかけられる(事前の世論調査では賛成が40%ほどだが、急進しているそうだ)。
提案したグループでは、成人は1人につき2500スイスフラン(1スイスフランは約110円)、子どもは1人につき625スイスフラン。その実現のためには250億スイスフラン程度の増税が必要と試算されている。
フィンランドやオランダでもでは2017年からベーシックインカムの試験的導入が計画されている。
ヨーロッパ28カ国の世論調査では68%の人が基本所得に賛成すると答えている(英国「ガーディアン」紙)。

ベーシックインカムにはさまざまな思惑もあり(福祉の引き下げで相殺できる、企業は最低賃金を保障する責任を負わなくてもよくなる等)、労働運動の中でも批判的な意見が多いようだ。しかし、最近における関心の高まりは、所得分配の不公平に対する不満、批判をストレートに反映したものであり、また、民主主義的参加への欲求の増大(その一方で、生活費の心配から、自由に政治に参加できないことへの不満)をも反映している。そして何よりも、「最低限の生活の保障」が恩恵ではなく権利であることを明確にするという点でも画期的な試みかもしれない。将来(それほど遠くない将来かも知れない)、どんどんロボット化や自動化が進んで、必要な労働力が減ってきたときに、「働かざる者食うべからず」という常識は成り立たなくなるはず。・・・いろいろと議論する価値はありそうだ。

ヨーロッパ各国でベーシックインカム(基本所得)をめぐる動きが活発化しているらしい。スイスでは5日に、憲法に「基本所得の導入を保障する」という条文を加えるという提案が国民投票にかけられる(事前の世論調査では賛成が40%ほどだが、急進しているそうだ)。
提案したグループでは、成人は1人につき2500スイスフラン(1スイスフランは約110円)、子どもは1人につき625スイスフラン。その実現のためには250億スイスフラン程度の増税が必要と試算されている。
フィンランドやオランダでもでは2017年からベーシックインカムの試験的導入が計画されている。
ヨーロッパ28カ国の世論調査では68%の人が基本所得に賛成すると答えている(英国「ガーディアン」紙)。

ベーシックインカムにはさまざまな思惑もあり(福祉の引き下げで相殺できる、企業は最低賃金を保障する責任を負わなくてもよくなる等)、労働運動の中でも批判的な意見が多いようだ。しかし、最近における関心の高まりは、所得分配の不公平に対する不満、批判をストレートに反映したものであり、また、民主主義的参加への欲求の増大(その一方で、生活費の心配から、自由に政治に参加できないことへの不満)をも反映している。そして何よりも、「最低限の生活の保障」が恩恵ではなく権利であることを明確にするという点でも画期的な試みかもしれない。将来(それほど遠くない将来かも知れない)、どんどんロボット化や自動化が進んで、必要な労働力が減ってきたときに、「働かざる者食うべからず」という常識は成り立たなくなるはず。・・・いろいろと議論する価値はありそうだ。

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