エクアドル・インタグ地方における鉱山開発をめぐって、鉱山試掘によって環境汚染が進んでいるという新聞記事が「NO A LA MINA」紙に掲載されています。記事はこちらから(スペイン語)
以下、インタグ鉱山開発に反対するMLからの引用です。
(PARC宇野さんのFBからの記事掲載させていただきます。)
インタグからのニュースを共有します。残念ながら悪い報せです。
下記9月5日付の記事の要点です。
この記事に掲載されている、8月に撮影された写真を見ていただきたいと思いますが、試掘作業が進められる中、その影響が目に見え始めています。
フニン村のコミュニティ自然保護区内で、地すべりが起きたり、黄土色の汚染水が流出したりしています。エコツーリズムの見所でもある壮観な滝のいくつかは、汚染水が流入し、周囲の岩や植物に付着してしまったことで景観が損なわれてしまいました。
汚染水は、硫黄臭(いわゆる「腐った卵のような臭い」)を放っており、コミュニティ主導で行われた水質調査の結果、電気伝導率が通常の20倍にもなっていることが分かりました。(電気伝導率が高いということは、電気を通しやすい様々な物質が水に混入しており、汚染度が高まっているということ)
具体的にどんな物質が水中にあるのかまではこの記事には書かれていませんが、下流に位置するフニン村や周辺の集落への影響が懸念されます。
この汚染水ですが、地すべりによって1990年代に日本政府・企業主導で試掘が行われた際の古い試掘孔が露出し、再び流出しているのではないか、とのことです。
試掘の段階で既にこのようなことがおきています。
「鉱山開発は環境や観光業に悪影響を及ぼさない」という「責任ある鉱山開発」を掲げる鉱山会社の主張は、やはり絵空事でした。
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