エクアドル政府による先住民組織への弾圧

エクアドル先住民全国会議(CONAIE)は、12月24日、シュアル民族の土地に対する軍事課に反対する声明を出しました。ブログ「ラテンアメリカの政治経済」から転載させていただきました。
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エクアドル先住民全国会議(CONAIE)は、シュアル民族の土地にたいする軍事化と、シュアル人民全国連盟(FICSH)委員長でわれわれの同志アグスティン・ワチャパ逮捕にたいして以下の通り表明する:

 

‐アグスティン・ワチャパ同士の逮捕は、不当なものである。なぜならかれのシュアル先住民としての権利が尊重されていないからである。さらにかれは殴打され、あからさまな人種差別主義により罵られ、先住民族にたいする国家による暴力が振るわれた。われわれはアグスティン・ワチャパとさらにナンキンツ事件による5人の被逮捕者の釈放を要求する。

 

‐暴力は根源的には、国家が中国の鉱山会社にたいして、自由で周知された事前の諮問をおこなわずに許可を与えた行動に発している。政府は国家の権利の実行を語っている。われわれは正当にも、人民と先住民族の権利、自然の権利を実行することを要求する。これらは憲法によって認められたものであり、国際条約(ILO国際条約169号)で承認され、これは憲法にも取り入れられている。

 

‐ラファエル・コレアの政府は軍隊を導入して役割を果たさせようとしているが、これは軍事独裁の時代も含めて、いままで見たこともないことであった。この国の先住民運動の歴史では、われわれは軍とのあいだで尊重する関係を維持してきた。多くのシュアルの兄弟たちは、ペルーとの戦争において、軍とともにコルディジェラ・デル・コンドルの土地を守るために戦っても来た。この土地がいま、中国とカナダの鉱山企業に引き渡されている。

 

‐われわれは軍が、エクアドルのもともとの人民を弾圧する行動ではない、別の紛争の解決方法を見つけることが出来るのを知っている。それはサラヤクで起きたことに見ることが出来る。そこでは対話による解決がはかられた。しかしコレア大統領はこれを否定し認めようとはせず、より大きな紛争を引き起こして、その横柄で人種差別主義の性格をあらわにしている。

 

‐コレア大統領は、紛争を解決するために、全体主義、暴力、人権侵害以外のほかの方法を見つけ出す能力を持っていない。これはこの国を深刻な衝突の状況へと導くものである。

 

‐非常事態宣言は憲法に違反するものである。それは問題を解決しようとするものにたいして、より大きな暴力と紛争を生み出す。政府は中国の鉱山企業が資源を持ち出し利益を稼ぐためにそこに止まること、その安全を保障するために、この国の安定を危険にさらそうとしている。資本が人間の上にある。軍は人民の安全を守ってはいない。エクアドルの大地の多くのヘクタールを自分の所有地として譲与された、多国籍企業を守っている。

 

‐CONAIEは問題を解決するために、土地と社会を軍事化する方法を取らないように要請する。政府は先住民族の法的な要求に耳を傾けなければならない。われわれの権利と自然の権利を尊重しなければならない。先住民とモロナ・サンティアゴの農民、自身の権利を守っているだけの、この国のすべての人々にたいする迫害と不当な逮捕をやめるように要求する。

 

‐この数日間のあいだCONAIEは、国連(ONU)の駐在している新しいコーディネイターにたいし、紛争仲介のための委員会(CMC)に参加するように要請してきた。同様にカトリック教会にたいして、この仲介のための委員会への参加を要請してきた。

 

‐われわれはあらためて、この紛争を解決するための、この地における国家と鉱山会社の一連の行動によって引き起こされた暴力を停止するための用意があることを表明する。

 

‐われわれはエクアドル人民、先住民組織、すべてのラテンアメリカと世界の人権団体からの連帯に感謝する。そして国際社会にたいして、エクアドルで起こっていることに注意し、監視することを呼びかける。とりわけわれわれの兄弟であるシュアル民族、その土地、その生命、その生存が危機にさらされていることにたいして。

 

CONAIE議長 ホルヘ・エレラ

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