ADB総会にかかわる取り組みの報告

5月4−7日に横浜でアジア開発銀行(ADB)50周年総会が開催されました。
総会では中国主導のAIIBと協力あるいは対抗してアジア諸国に巨額の融資を行うことが話されたようです。
しかし、ADBがこの50年間に融資してきたプロジェクトが実際に何をもたらしてきたのかはあまり知られていません。

アジア各国のNGO団体は次のように指摘しています。「ADBの50年にわたる活動は、人々を居住地から追い出し、貧困と栄養不良と空腹に追いやった実績を残してきた。森林、川、海、耕作地など環境のあらゆる面に破壊的な影響を及ぼし、そこを生息地とする多くの動物種や植物種の生存を脅かし、絶滅の危機に追いやってきた。・・・」詳しくはATTAC関西ブログのこちらから

横浜でのADB総会に向けて、アジア各国のNGOや住民団体の人々がADBに有害なプロジェクトへの融資の中止、融資にあたっては当該住民の声を聞くことを求めて来日しました。

ATTAC Japanでは、フォーカス・オン・ザ・グローバルサウス-インドのアフサールさんを招請し、総会会場内でのNGOの人たちの一連の行動と連携して東京都内でのシンポジウムを開催し(5月2−3日)、総会開会日には横浜市内で海外代表と共にデモを呼びかけました。

シンポジウムには各国のNGOやPSI(国際公務労連)の活動家や、日本のNGO、TPP反対運動のリーダーなど、さまざまな分野で活動している人たちが参加し、小規模ながら充実した情報交換・意見交換が行われ、アジアの市民運動・社会運動のネットワークを強めていくことを約束し合いました。

また、5月2日には別の会場でも、同じ趣旨のNGOのシンポジウムが開催されました。

ATTAC Japanとしては、久々のアジアの運動団体との交流となり、首都圏のほか、東海、関西の全国的な連携によって、他の団体と協力しながら、なんとか日本がADB歓迎一色ではなく、批判する声があることを発信できました。

詳しい報告は何らかの形でまとめたいと考えていますが、とりあえず以下のの写真をご覧ください

5月2日のシンポジウム、4日のデモ、5日の京都での学習会については、こちらから

NGOフォーラムon ADBのホームページはこちらから

5月5日には京都で、グローバル・ジャスティス研究会の主催でアフサールさんのお話を聞く機会を設け、活発な質疑が交わされました。詳しい報告はこちらから

今回の一連の議論をベースに、アジアの運動体の連携を強めて、RCEPをめぐる運動や気候変動問題(特に化石燃料の開発や森林・農業の破壊との闘い)での具体的な行動を計画していきたいと考えています。

この記事へのコメント