イギリス総選挙後のグローバル・ジャスティス・ナウからのアピール

ATTACイギリスでもあるグローバル・ジャスティス・ナウのニック・デルデンが発表したイギリス総選挙後のアピールを紹介します。ニックはこの中で、若者たちの運動が大きな変化をもたらしたことを指摘しています。

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これは、ブレイディみかこさんのレポート「2017英総選挙:コービン労働党まさかの躍進。その背後には地べたの人々の運動」でも、次のように報告されていました。

総選挙の3日前、息子の学校の前でPTAが労働党のチラシを配っていた。「私たちの学校を守るために労働党に投票しましょう」「保守党は私たちの市の公立校の予算を1300万ポンド削減しようとしています」と書かれていた。息子のクラスメートの母親が、「労働党よ。お願いね」とチラシを渡してくれた。その翌日、治療で国立病院に行くと、外の舗道で人々が労働党のチラシを配っていた。「私たちの病院を守るために労働党に投票しましょう」「これ以上の予算削減にNHSは耐えられません。緊急病棟の待ち時間は史上最長に達しています」と書かれていた。配偶者が入院したときに良くしてくれた看護師がチラシを配っていた。彼らはみなNHSのスタッフだと言っていた。今年で英国に住んで21年目になるが、こんな選挙前の光景は見たこともない。一般庶民が、(それも、これまではけっこうノンポリに見えた人々まで)それぞれの持ち場で、自分の職場や病院や子供の学校を守るために立ち上がっていた。ほんの7週間前、保守党に24%の差をつけられ、1970年代以来最悪の野党第一党だと言われていた労働党の大躍進を可能にしたのは彼ら地べたの人びとだ。

ブレイディみかこさんのレポートはこちらから。

「総選挙が終わって 次に何が起こるか、台本を書く」
ニック・デルデン(グローバル・ジャスティス・ナウ代表)

最近6週間で、われわれは変化が可能であることを目撃した。
総選挙は、首相が議会内に自分のプランにあまりに多くの反対があると主張して行われたものだった。総選挙では一つの方向に向かうと言われていた。イギリスの主要メディアは、その方向に全てを投げ込んでいた。
イギリスのどこかで、重要なことが起きたのだ。
今まで投票したことのない人々がキャンペーンに参加した。何千もの若者たちが投票に行くだけではなく、街頭で人々に投票に行くように呼びかけた。彼らが変化を作り出したのだ。
グローはバル・ジャスティス・ナウはどの政党をも支持しなかったが、あらゆる政党に対して、政策やビジョンを買えるように働きかけた。貿易・エネルギー・援助・外交政策について、野党に大きな影響を及ぼしたという点で、われわれはかつてない成功を収めた。
しかし、この選挙は現代における最も重大な意味を持つものの一つだった。政界の右翼的部分は、われわれが大事にしているものを脅かす政策・論理・ビジョンを推し進めた。それは、移民の権利や人権に対する攻撃であり、世界の他の部分に対する偏狭で自分勝手なアプローチを促進することである。
それは受け入れられなかった。人々の力が現代の選挙の歴史で最も重大な番狂わせを作り出した。われわれは次に何がくるかを知らない。台本はまだ書かれてはいない。
あなたがたはそれを書く役割を果たすことができる。
選挙の間は、政党のみが重要であるかのように見える。しかし、長い期間をかけた変化は、常に下から、運動によって押し出されてきたのだ。奴隷解放から労働者の参政権の獲得まで、そして反アパルトヘイト運動から「貧困を過去のものに」キャンペーンまで。
イギリスの政治は流動的だ。事態は多くの方向に動きうる。もし、より民主的で持続可能で平等な世界への動きを確実なものにしたいのならば、運動の一員として活動する必要がある。
グローバル・ジャステジス・ナウのメンバーとして、あなたは声をもっと大きくし、メッセージをより力強くし、運動を強化することができるだろう。民主主義(的な議論)の一部を担うことで、われわれのキャンprーンの方向性に影響を与えることができるだろう。
個人としてはわれわれは弱い。しかし、運動の一部となって、われわれは歴史を変えることができる。次に何がくるか、台本を書くことができる。
われわれの運動に参加を。

英語原文はこちらから

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