「イガラシ農牧」侵入事件に関するMST(土地なき農民運動)の声明

11月2日から3日にかけて、ブラジル・バイーア州西部にあるイガラシ農牧会社の農場に500人以上の人々が侵入し、設備などを破壊したとされる事件に関して、ブラジルのMST(土地なき農民運動)が6日に出した声明を紹介します。この中で、MSTは自らがこの侵入に関与したことを否定し、マスコミやSNSでの報道を「フェイク・ニュース」だとした上で、利益優先の農業ビジネスによる農業開発・水独占によって、多くの農民の生活が脅かされており、これに対しては闘いを続けると宣言しています。

なお、この事件を報じるブラジルのニッケイ新聞の記事はこちらから、MSTの声明原文はhttp://www.mst.org.br/2017/11/06/mst-se-posiciona-contra-criminalizacao-midiatica-e-pela-defesa-dos-territorios-em-correntina-ba.htmlから、見ることができます。

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MSTはメディアによる犯人扱いに反対し、バイア州コレンチナ地域の防衛に賛成する
MSTはバイア州コレンチナ市において主張されている侵入事件に関する「フェイク・ニュース」を打ち消す

5日日曜日から6日月曜日にかけて、またも間違った情報がいつかのソシアル・ネットワークを賑わした。それは、バイア州にあるイガラシ農場とキュリティバ農場の設備破壊をもたらした侵入事件にMSTが関わっていたという偏見に満ちた憶測を流し続けるものだった。それだけではなく、いくつかのメディアや右翼的考えを持つサイトはこうした嘘を垂れ流したのだった。

バイア州のMSTは6日に声明を出して、土地なき農民と権利のために戦う全ての人々に対する偏見による「フェイク・ニュース」を改めて打ち消し、「いつかのコミュニケーション・ツールによるこの事件についての誤った情報を公式に避難す」と述べた。以下はその声明の全文である。

土地なき農民運動は、2日木曜日、州西部コレンチナのロザリオ地区において、イガラシ農場とキュリティバ農場に対して農民共同体が行なった占拠・デモ行進に関して、メディアが事実を捻じ曲げて報道していることを公式に非難する。

見出しのいくつかはMSTがその行動に参加したと報じているが、大衆組織としてその動員には一切関与していない。たとえそうではあっても、われわれは何度でも繰り返していうが、農業ビジネスを告発する行動を支持する。とりわけ、この場合は、自然資源の私有化と反民衆的投資によって、農場近くに住む農民共同体に直接の被害を与えているのだ。

報告によれば、イガラシとキュリティバによる灌漑事業の結果、カリハンガ川、コレンテ川、グランデ川が干上りつつあり、加えてその地域のエネルギー低下を招いている。この状況は州内の他のいくつかの地域と同じであり、より大きな利益を確保するため、環境や住民に対する影響を全く考慮せずに、企業が行なってきた行動によって被害を被っている。

これと並行して、こうしたプロジェクトが水資源の独占というプロセスを通じて、共同体を地域から追い出して、土地を空白にする役割を果たしていることを、われわれは忘れることができない。これはバイア州の半乾燥地帯において、特に強く見られる。

土地と民衆の尊厳のための闘いは、社会のプロジェクトにとって根源的な部分である。その意味で、自然資源は全ての人々の宝物であり、不平等を拡大し労働を搾取する目的を持っている隔離社会の利益のために使われるべきではないと、われわれは改めて主張する。

われわれは、自由の日が来るまで闘い続けるだろう。

(なお、この日本語訳は、ポルトガル語の原文を機械翻訳で英語に直したものから訳出していますので、一部不正確な部分があることにご留意ください)

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