イスラエル軍事見本市に対する大抗議行動(8/29)

武器輸出反対ネットワークの杉原浩司さんのFBから転載させていただきました。

 8月29日、川崎市とどろきアリーナで「ISDEF Japan」(イスラエル軍事見本市)の開催が強行されました。この2ケ月、川崎市に利用許可の取り消しを求める様々な活動をしてきた「川崎でのイスラエル軍事エキスポに反対する会」が呼びかけたアリーナそばでの大抗議行動には、200人を超え300人に迫る市民が参加。

 国際法違反の隔離壁を模した横22mにおよぶ巨大横断幕(ガザで虐殺されたパレスチナ人の名前が刻まれています)や、2014年のガザ空爆で傷ついた子どもの写真(撮影:志葉玲さん)を入れた日本語と英語の横断幕など、様々な横断幕やプラカードが掲げられました。

40293627_2283505748329801_5901233241628606464_n.jpg

 日本語、英語、ヘブライ語で「戦争やめろ」「虐殺やめろ」「占領やめろ」「監視をやめろ」などのコールをした後、地元川崎市民や反五輪の会の吉田亜矢子さん、パレスチナ出身の青年、中東研究者の藤田進さんと奈良本英佑さん、出展企業の実態を調べてきた太田光征さんらが発言。途中、ISDEF関係者が入場する際には、そのつど強い抗議の声をぶつけました。さらに、イスラエル軍により虐殺されたパレスチナの人々に思いをはせて、「ダイイン」による抗議も行いました。また、地元神奈川の真山勇一、福島瑞穂、畑野君枝の3人の国会議員からの連帯メッセージも紹介されました。

40449186_2283505494996493_8720640806278397952_n.jpg

 終盤、ISDEFに入場した方から見せてもらったイスラエルのTAR社(拷問具を載せたパンフを持ち込み、英国の武器見本市から撤収させられた過去を持つ)のパンフレットに、「WEAPON」として、銃や弾薬が掲載されていることが発覚。「武器や武器に関するパンフは展示させない」としてきた川崎市の約束が破られていることに参加者の怒りが沸騰。抗議集会後にアリーナを訪れ、川崎市中原区地域振興課長の松元道治氏らに抗議しました。

 松元課長は、「武器が掲載されている数種類のパンフは撤去させた。もし、再度の持ち込みがされれば、ブースを撤去してもらうと伝えた」と説明。あまりにも甘い対応です。市民側は、「重大な約束違反であり、明日の開催を中止すべき事態だ。少なくとも、TAR社のブースは撤去させるべきだ」と要求しました。その後、松元課長は電話でのやり取りで、29日午前にパンフをチェックした際には、問題のパンフは出されていなかったと認識している」と説明。私からは「行政を欺いていたことさえ明らかになった以上、ただちに出展を中止させるべきだ。甘過ぎる措置を再検討し、明日早くにTAR社を撤収させるよう市長も含めて検討を」と伝えました。
 初日から血塗られた軍事見本市の本質が露呈しました。一方で、市民がしっかりと抗議の声をぶつけ、メディアにも報じられたことは、今後のためにも意義があったと思っています。なお、ISDEFの開会セレモニーで来賓としてあいさつした大野功統・元防衛庁長官は、「日本とイスラエルのさらなる一体化を」と述べ、ベンアリ駐日イスラエル大使は、「この時期にこの場所で開催できて良かった」と述べたそうです。イスラエルの「死の商人」に売り込みの場を提供した川崎市の責任は重大です。

この記事へのコメント