ATTAC結成20年記念の講演会&パネルディスカッションを開催しました(12/16)

12月16日、ATTAC結成20年企画として、「ポピュリズムの台頭、私たちの未来はどこに?」をテーマに講演&パネルディスカッションの集いをATTAC関西の呼びかけで開きました。会場のエルおおさかには、50人以上の参加者に来ていただき、椅子が足りなくなるほどでした。ちょうどフランスで「黄色いベスト運動」が展開されていることもあって、杉村さんの講演と若手活動家によるパネルディスカッションに期待が集まったようでした。内容的には、その期待に充分応えられるものだったと思います。

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第1部は杉村昌昭さん(龍谷大学名誉教授)の講演でした・杉村さんはまず黄色いベスト運動について触れ、「50年フランスと関わってきたが、最近のフランスの状況には失望していたが、待望していたものが起きた。しかし、予想してたのとは違って、地方の伝統的保守の中から黄色いベスト運動が起こった。黄色いベストを着て運動に参加したのは、ディープフランスと呼ばれる地方の保守的な人々で、自分たちはここにいるぞという意思表示でもある。」「しかし、これは極右の運動ではない。パリに波及するとともに、左翼やさまざまな反体制派が参加し始めた。マクロん政権はさまざまな手段で運動の沈静化を図っているが、大衆運動の力で政策を変えさせたことの意味は大きい。」と運動の性格と意味を明らかにしました。

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そして、ポピュリズムについて、「1930年代のフランス文学運動から出てきた言葉で、本来は民衆のことを意味している。右派からポピュリズムを取り返そう」と訴えました。また、「保守派の一部に、反新自由主義、反グローバリゼーションを唱える潮流が出てきた。アメリカやヨーロパでは、保守が新自由主義派と反新自由主義派に分裂していて、左派の反新自由主義との境界がアイマイになっている。その中で、黄色いベスト運動が起きた」と指摘しました。

このあと、今年9月29日から10月1日にかけて、ベルギーで開かれた「第12回アジア・ヨーロッパ民衆フォーラム」の参加報告を、春日匠さんにしていただきました。

第2部では、若手活動家によるパネルディスカッションが行われました。

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3人のパネラーがそれぞれ、自分の関わっている運動・活動、いまの運動に対する印象や思い、10年先・20年先の社会の展望などについて話しました。

この集いの詳しい内容は、後日ブログにアップする予定です。

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