ブラジルで再び大規模な鉱滓ダム崩壊〜200人が行方不明

1月25日、ブラジルのミナスジェライス州ブルマージニョで鉱滓ダムが崩壊し、約200人が行方不明になっていると報じられています。この鉱滓ダムは、ブラジルの鉄鉱石採掘企業であるヴァーレ社が所有するもので、鉄鉱石採掘の際に出る鉱滓でダムを作り、鉱山廃水を貯めていました。行方不明者の半数は、鉱山で働く労働者とのことです。

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ヴァーレ社は、2015年11月にも、同様の鉱滓ダム崩壊を引き起こしています。ヴァーレ社とBHCビリトン社の合弁企業サマルコ社の鉱滓ダムが崩壊し、19人の犠牲者が出ました(10人の鉱山労働者を含む)。5000~6000万立方メートルもの有毒な汚泥が流出し、汚泥は大西洋にまで流れ出したのです。この鉱滓ダム崩壊は、ミナスジェライス州マリアナ市のベント・ホドリゲス地区を壊滅させ、被害を受けた地域ではその後も重大な環境汚染が続き、住民たちの多くがうつ病を発症するなど、健康被害も深刻になっています。

この鉱滓ダム崩壊は、環境を破壊し、採掘の廃棄物をきちんと管理しないまま、利益最優先で進められている鉱山開発の危険性を改めて示しました。こうした資源略奪主義に反対する闘いは、ますます重要になっています。

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