3月15日に全世界で「気候のための学校ストライキ」の呼びかけ

ベルギーで行われている「気候変動に対して行動を起こさない政治家」に抗議する高校生らのストライキ・デモは、全ヨーロッパに(そして恐らくは北アメリカにも)拡大しようとしています。3月15日には「School Strike 4 Climate Action」によって、高校生・中学生らのストライキとデモが呼びかけられ、インターネットを使って、急速に拡がっています。

School strike for climate_0.jpg

School Strike 4 Climate Action のサイト
https://www.schoolstrike4climate.com

ベルギーでの高校生らの闘いは、ついにスコーヴリーグ環境大臣(フランドル地方出身)の辞任という事態にまで至っています。スコーヴリーグ環境大臣は、長きにわたって、EUや国連の気候変動をめぐる交渉の中で注目される存在でしたが、高校生らの抗議行動に対して「彼らのデモやストライキは誰かに操られている。誰が操っているかは分かっている。情報機関から情報を得ている」と発言したのです。このことがメディアで報道されると、ベルギーの情報機関は、「そんなことは環境大臣に伝えていない」と声明を出したこともあり、彼女は辞任に追い込まれてしまったのです。

ベルギーでは、昨年12月、COP24にあわせて、65,000人のデモがおこなわれ、これはベルギー史上最大のデモと言われました。こうした市民の闘いに呼応した形で、高校生らによるストライキとデモは、世論や学校の支持を受けながら持続しています。

「School Strike 4 Climate Action」は、スウェーデンのグレタ・サンバーグさん(15歳)によって始められました。彼女はたった一人で、昨年8月の夏休み明け、学校に行く代わりにストックホルムの国会議事堂前に単身で座り込み、政府が気候変動問題に真摯に取り組むをこと求め、2週間この行動を続けたのです。グレタさんは、COP24でも、ダボス会議でも、自らの主張を述べています。「気候変動はみんなが作った問題と言ってみんなの責任にするのは都合のいい嘘。大企業や政治家は気候変動問題のつけが誰にくるのか完全に知りながら、現状を変えずに想像を絶するお金を毎日稼ぎ続けている」と。

グレタさんのCOP24でのスピーチ(日本語字幕付き)
https://www.youtube.com/watch?v=h-ICELS3NPg

彼女の行動に触発されて、まずオーストラリアの高校生らが、2018年11月、学校ストライキとデモを始め、世界中の多くの国に拡大しました。ベルギーだけでなく、ドイツやオーストリアでも1月に45,000人の高校生らがストライキとデモに立ち上がりました。ベルギーでは木曜日にストライキが行われていますが、多くの国では金曜日にストライキが続けられています。

school-strike-for-climate-action.jpg

そして、3月15日には、「School Strike 4 Climate Action」によって、全世界に向けてストライキとデモが呼びかけられているのです。

この記事へのコメント