アイルランドが私立病院を一時的に公有化

3月24日、アイルランド政府は、コロナウイルスのパンデミック期間中、私立病院を公的管理下に置く(公有化する)ことを明らかにしました。

https://www.thejournal.ie/private-hospitals-ireland-coronavirus-5056334-Mar2020/?fbclid=IwAR3_c_5G-Pq7CgkSw8GJxH-p4H0yD7vqtZ0ZAFRxrSzNmSYFW1OzgavpfYI

この措置により、約2,000床のベッド、9つの試験所、何千人という医療スタッフが公的医療システムに組み入れられることになりました。アイルランドのサイモン・ハリス保健相は、「われわれはもちろん、ウイルスに感染した患者は平等に、無料で治療される。私立病院も単一の国有病院システムの一部となる」と述べています。アイルランド政府は同時期に、「すべての不必要なビジネスは閉鎖される」という政策も示しています。

アイルランド在住のATTAC会員によれば、アイルランドでは、コロナ危機前から公立病院が崩壊状態で、数も少ない。全国で48しかない(私立病院は18)。私立病院では健康保険が使えず、本当に一握りのお金が払える人たちだけのものだった。しかも、ちょっと複雑な検査になると、田舎の公立病院ではできない。たとえば癌のための生研も、うちの近くの公立病院ではできないので、片道6時間の病院まで行けと言われる、とのこと。

アイルランドは、2月の総選挙でシン・フェイン党や緑の党など左派が躍進し、連立交渉が難航していることも背景にあるかもしれませんが、政策の方向としては納得できるものだと思います。

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