スリランカ・タミール「ムリバイカル記憶の日」〜京都で学習会とスタンディング

「ムリバイカル記憶の日」を前にして、京都でミニ学習会とスタンディングがおこなわれました。

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ミニ学習会のレジュメを紹介します。
ムリバイカル記憶の日_2020_5_17ミニ学習会資料.pdf

このとりくみに、ジュードさんからメッセージが寄せられました。ジュードさんについては、当ブログの以下の記事をご覧ください。
http://attackansai.seesaa.net/article/462372562.html
ジュードさんからのメッセージ

11回目のムリバイカル記憶の日に関する最新の状況です。

2つのタイプのイベントが準備されています。1つはタミルのホームランドでのイベントで、もう1つはタミルのディアスポラ(離散地)とインドでのイベントです。

タミルのホームランドでは、スリランカ政府がムリバイカルの最後の虐殺の現場に特別な警察官駐屯所を建設しました。これは人々がそこに来るのを防ぐためです。例年は1週間にわたって追悼のイベントが行われます。先週、いくつかのタミル活動家グループが、ムリバイカルより前に起こった多くの虐殺現場の1つでこのイベントを始めました。人々はソーシャル・ディスタンスを守っていました。 5人だけが集まり、互いに距離を置いて、フェイスマスクを着用していましたが、警察は彼ら・彼女らを阻止しました。彼ら・彼女ら検疫隔離の脅しを受けました。これはCOVID-19の検疫措置がタミル
人の虐殺を記憶する自由を抑圧するために使われていることを意味します。

私はタミル市民社会フォーラムの友人たちと話しました。彼ら・彼女らは多くの非常に創造的な抵抗手段を駆使してきました。たとえば、小さなグループに分かれて、別々の時間にムリバイカルの現場へ行く、警察に止められたら現場の外でランプを点灯する。タミルのホームランドでは家族全員が午後6時15分にランプを点灯し、この地方のスープを作って近所の人と分け合います。年長者や子どもの親たちは、子供たちにこの日の意味を伝えます。
すべての教会とヒンズー教の寺院は午後6時15分に鐘を鳴らし、モスクでも自分たちのやり方でそれに参加します。

記憶を絶やさないことが抵抗です。スリランカ国家は、ムリバイカルがタミルのホームランド、民族自決権、独立国家のための闘争の終焉となることを望んでいます。スリランカ国家は依然として土地の強奪、軍事化、タミルの地での仏教寺院の建設を続けています。しかし、彼らは虐殺の記憶を絶やすことに成功していません。彼らは人々が自分たちの土地の返還を要求するために街頭に出るのを止めることができません。COVID-19の真っ只中でさえ、すべての家がランプを点灯しています。これを止めることはできません。

2つ目のタイプのイベントでは、タミルのホームランド以外の場所で、自宅からZOOMを使って、同時刻にランプに点灯して映像を共有します。タミルのグループに連帯して世界中のさまざまなグループも参加します。カナダ、英国、ドイツ、ノルウェー、スイス、フランス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、インド、マレーシア、エクアドル、デンマーク、イタリア、オランダ、スウェーデン、その他の国のタミルのグループや他の連帯グループが記憶と抵抗の印としてランプに点灯します。

現在スリランカ国家を率いているのは内戦の最終段階に国防長官だった人物であり、ムリバイカルの虐殺に責任を負う人物です。彼は当時、降伏したLTTEのリーダーや戦闘員の殺害を命じました。この国の歴史上初めて、元軍将校がシンハラ多数派の全面的な支持を得て大統領に選出されたのです。イスラム教徒とタミルは彼に投票しませんでした。今、この国は実質的に軍事政権が統治しています。COVID-19対策のすべてが戒厳令の下で軍によって執行されています。
この11年間にタミルのホームランドからますます多くの土地が、軍、国家、および仏教の僧侶によって強奪されてきました。彼らは完全に結託しています。ますます多くの仏教寺院が建てられています。政治囚は1人も釈放されていません。人権侵害は1件も調査されていません。今年の現大統領の下でスリランカは国連人権理事会の決議から一方的に離脱しました。これらすべてが世界の主要国すなわち米国、英国、日本、インド、中国の全面的支援なしでは実行できません。日本政府のスリランカ政府への支援は巨大です。この支援は日本の勤勉な納税者からの税金です。

人々に次のようなスローガンで伝えることが重要です。

*COVID-19を利用してスリランカのタミルとイスラム教徒を抑圧するのをやめよ
*タミルの地域で仏教寺院を建設するのをやめよ!
*スリランカの僧侶への支援をやめよ!
*タミルのホームランドの軍事化をやめよ!
*スリランカのタミルの土地の強奪をやめよ!
*スリランカで続いているジェノサイドを止めよう!
*日本政府はスリランカのタミルの虐殺への支援を中止せよ!

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