モザンビーク/プロサバンナ事業が中止に(続報)

ATTAC首都圏のMLへの秋本陽子さんの投稿を転載します。
 
2011 年よりアフリカ・モザンビークで実施されてきた JICA によるプロサバンナ事業(日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム)は、対象地域に暮らす住民の自給的農地の収奪、コミュニティの分断、事業に反対する農民や、農民の支援援者への脅迫・弾圧、農民の権利の侵害など、様々な問題を孕むプロジェクトとして、モザンビークと日本のみならず、国際的にも批判を受けてきました。しかしながら、一方で、この事業にはこれまでに約35 億円もの税金が投じられてきました。

これに対し、モザンビーク最大の農民組織(UNAC)とそれを支える現地の市民社会組織、そして日本やブラジルをはじめとした世界各地の市民社会組織は事業の即時中止を求めてきました。日本国内ではNGO や国際協力関係者のみならず、一般市民からも事業の即時中止を求める声が高まり、また複数の国会議員からも問題を指摘する声が上がるようになりました。

そんな中、2020 年 7 月 20日、日本政府は、プロサバンナを途中で中断し、終らせることを駐モザンビーク日本大使とニュッシ大統領の談話という形で発表しました。
https://www.mz.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00042.html

22日には、外務省より国会議員宛てに正式にプロサバンナ事業を終了する旨の報告がなされました。このことは、当初予定されていた事業の本格実施に必要なマスタープランを完成させることなく事業を終了、実質的にプロサバンナ事業を断念したことを意味しています。

モザンビークの小農から日本の NGO に送られた助けを求める1通のメールから始まったプロサバンナ反対運動は、次々に支援の輪を広げ、市民運動による ODA 事業の中止という画期的な結果を生み出しました。

これを受けて昨日、参議院議員会館で記者会見が行われました。
以下はその様子です。ユープランの三輪さんが撮ってくれました。

20200803 UPLAN【記者会見】JICAによるODA「プロサバンナ事業」中止を受けて
https://youtu.be/IVFsGQ0T22U @YouTubeより

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