パリの窓から(103回)フランス:マクロン政権のトランプ化・ファシズムへの転落危機

極右青年の死亡事件と政治利用   2026年2月12日、リヨンで極右活動家と反ファシストの若者たちの衝突があり、負傷した極右の青年が2日後に死亡した。後の取材・ビデオで、死亡した青年を含む武装した極右グループが、反ファシストや学生のグループ(非武装)を攻撃する目的で集まり、煙幕を最初に投げて衝突が始まったことがわかった。ところが、極右系24時間テレビが最初に、極右のフェミニスト(フェモナショ…

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パリの窓から(102回)パレスチナと人権、国際法、人間の尊厳

第102回・パレスチナと人権、国際法、人間の尊厳 *11月29日 パレスチナ人民連帯国際デー、パリのデモ   2025年9月、昨年のスペイン、アイルランド、ノルウェー、スロヴェニアに続き、欧米圏のオーストラリア、カナダ、ポルトガル、英国、フランス、ベルギー、リュクセンブルクが国連でパレスチナ国家を認めた。10月10日からガザでは正式に停戦になったが、イスラエル軍は以前より規模は小さ…

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パリの窓から(第101回) 第五共和政の機能不全と全面封鎖

パリの窓から(第101回) 第五共和政の機能不全と全面封鎖 *9月10日の「全面封鎖」に繰り出した若者たち   フランスでは2024年の総選挙で左翼連合、新人民戦線NFPがマクロン大統領の与党陣営と極右陣営を抑えて首位になった。しかし、左翼政府の組閣を大統領が拒み続けたため、保守とマクロン陣営の連立内閣が1年間で3回失墜するという、第五共和政で未曾有の政体危機に陥っている。マ…

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